転職 回数 多い 看護師

転職回数の多い看護師が、長く勤めるうえでクリアしていかないといけない3つの問題

 看護師として一つの場所で長く勤めたいと思っていても、いろいろな問題が絡んで、うまくいかない時もあるものです。
 自分の努力で状況を改善できる部分もあれば、自分の努力ではどうしようもない部分もあります。

 それは「人間関係」であったり「家庭との両立」であったり、自分自身の「知識不足・勉強不足・経験不足」であったりします。
 特に代表的なのは、この3つの問題でしょう。
 この3つの問題をクリアしていけるかどうかで、長く勤めるられるかどうかがかかっていると言っても過言ではありません。

 転職回数が多い場合、「根性がない」とか「辛抱が足りない」などの評価が少なからず付いてしまいがちですが、転職した理由が自分勝手なものでなく、正当性のある理由であれば(例えば夫の転勤、出産子育て、体調不良、親の介護・・)転職をしても採用担当者の方に、納得、理解してもらえるはずです。

人間関係

 長く勤めるためのポイントのまず一つ目、「人間関係」についてですが、これはやはり職場に入ってみないことには、わかりません。できれば、希望する職場に実際に勤めている人に、話を聞いてみるのがベストです。
 それが出来ないのであれば、せめて病院の見学を行い、雰囲気を感じ取るなどがおすすめです。
 働きやすい人間関係は、病院の雰囲気に大なり小なり出てくるものです。ひとつの目安ですが、受付の方が感じがいい病院や、職員の対応がいい職場は、大抵人間関係もいいように思います。
 また、人間関係を円滑にこなせるように、自分自身も柔軟な考えをもって、理不尽な上司の要求もさらりとこなす力量を持つように努力することも大切ですし、悩みを持ち帰らないように気持ちを切り替えるように心がけることも大事です。
 経営者や同僚、スタッフ等他人の考えは変えられないものです。
 その考えに自分がどれだけ折り合いを付けることが出来るか、ということも人間関係を円滑にする要素の一つです。

家庭との両立

 長く勤めるためのポイントの二つ目、「家庭との両立」についてですが、勤める病院に預かってくれる保育園が併設させているなら一番理想的です。子供の問題は解消されます。その上で家事の分担や、家事の段取りを決めていけば良いのです。
 一番困るパターンが勤めたい病院にそういった施設がなく、現実的に子供を見てくれる実家もご主人の実家も頼れない場合です。
 公立、私立の保育園も待機児童満載のこのご時勢です。運良く保育園に入れたとしても子供の病気の時はどうするか、という問題もあります。病気の子供を見てくれるところもない場合は本当にお手上げです。
 住んでいる地域によっては保育園のはしごもしなければならなくなったり、無理して入った保育園の費用がかかりすぎて苦しくなってしまう、といった場合もあります。
 住んでいる地域の、子供預かりのサービスを確認したり、病気の子供を見てくれる団体に登録しておいたり、また手の回らない家事(食事や掃除等)の代行サービスを利用したり、ともしもの時のために、自分の生活に無理のないように手配し、工夫していく事も必要です。家庭との両立ができないと、結局は転職したり、理想の職場も辞めざるを得なくなるのが現実です。十分な準備は仕事を続けていく上で不可欠です。
 

知識不足・勉強不足・経験不足

 長く勤めるためのポイントの三つ目、「知識不足・勉強不足・経験不足」についてですが、これらは全て努力で補えます。
今までの知識をもっと豊富にするために、知識を増やす努力をし、看護を実践し、わからないことを自らカンファレンスし、積み重ねていく。これより他はありません。
 自分の「知識」が足りないと思っている人は、今からでもわからないことを勉強していきましょう。ドンドン調べて実践し、「経験」を積んで、自分のものにしていくぞ、という気持ちがあれば大丈夫です。
 何年もだらだらとお決まりの看護をしている人より、意欲的に勉強し、それを生かし、実践していく気持ちのある人はどこに行っても歓迎されます。

 「経験」を積む上で必須なのは「知識」です。「知識」がないことが「勉強不足」です。
 勤める病院が急性期なのか慢性期なのか、診療所なのか大きな病院なのか、整形外科なのか脳神経外科なのか耳鼻科なのか産婦人科なのか内科なのか小児科なのか、介護施設なのか。看護と一口で言ってもその内容は膨大です。
 その科目にはその科目にしかない処置の方法や、やり方があります。
 また、同じ疾患の看護でも、病院によって処置の仕方が違ったり、投薬の方法が違ったりもします。
 そういった意味で、どこの病院に行っても、常に勉強の世界です。
  
 医学も年々進歩して点滴パックひとつ、ルート一つとってもどんどん変化しています。
 それぞれの病院のやり方ももちろんですが、日進月歩の医療や看護の方法は、地道に勉強していくしかありません。
 何事も前向きに考えて、いろいろな困難をクリアして行くぞ、という気持ちが、まず大切です。
 転職回数が多いと、いろいろな病院を見てきているし、いろいろなスタッフのあり方も経験しています。
それは、今までの経験を活かして柔軟に、自分の看護を行うことができることでもあります。
自分のいろいろな経験を踏まえて、患者さんに接することができるという強みでもあります。

いろいろな看護師がいていい

 いろいろな看護師がいていいのです。
 確かに一箇所での「経験」をたくさん積んでスピードアップも必要ですが、一つ一つを確実に丁寧に行うことは基本です。
 いろいろ悩むことがあるとおもいますが、 患者さんの立場に立って考えることや、「知識」を勉強し、確実な看護を丁寧に行うこと。これが一番だと思います。その一つ一つの積み重ねです。
 急がなくてもいいと思います。実務である「経験」はあとから付いてきます。